埼玉県、海水引き入れ事業を断念

埼玉県海洋開発機構は太平洋に注ぐ利根川の河口付近に逆流設備を導入する計画を凍結した。海無し県からの脱却を目指して10年前から構想され、千葉県による協力も得ていた巨大プロジェクトだったが、年度を経るごとに膨らむ予算に対して財源を確保できないこと、重力に逆らうことは不可能ということが先日の会議で明らかになった。海洋開発機構は驚きを隠せない様子とともに落胆した雰囲気が会議室を包んだという。海洋開発機構の海梨大洋所長は取材陣から「事業そのものに無理があったのでは?」という指摘に対して「埼玉に海はある」と述べて記者会見を後にした。

群馬県と栃木県が合併、人口が全国10位

フィクションをお伝えします。

2023年4月1日付けで、群馬県と栃木県が合併し、ストロベリーホース県となる。県名の由来は、栃木県の特産品である「とちおとめ」と群馬県のマスコットキャラクターである「ぐんまちゃん」にちなむ。
 ストロベリーホース県の人口は約388万人となり都道府県のうちで福岡県に次ぐ10位となる。歳入においても福岡県に次ぐ1兆4763億円になり、倍増した財源をいかに還元するかが合併した意義を県民に示すことになるだろう。
当然、合併に反対する県民もおり、群馬戦線と栃木自治団が戦闘を開始している。県境にある渡良瀬川では両陣営のにらみ合いが続き、断続的に小石を投げ合う様子が動画投稿サイトにアップされた。また群馬戦線の関係者によれば、来週には足利市に乗り込んで上毛カルタで戦いを挑むとのこと。群馬県庁と栃木県庁は戦闘激化する前に沈静化したい考えだ。

東京都、高校生によるラブホテル利用を認める(FictionNews)

※この記事はフィクションです。


 このほど東京都は2022年10月1日から、高校生同士の交際におけるレジャーホテル(以下ラブホ)の利用を解禁した。都庁は条例改正案の取りまとめを急いでいる。
改正案の大枠は固まりつつあり、利用条件として、①高校生同士の交際(男女問わない)に限る②保健単位履修済みであること、③利用時間が午後10時以降を含むときに限り保護者の了解が必要、この3点が盛り込まれる見通しだ。高校生によるラブホ利用の議論は成人年齢引下げと同時に惹起されており、都議会では他の議題をそっちのけで審議された。とりわけ古池都知事は前のめりの姿勢だった。というのも、都知事自身が学生時代に経験した嫉妬が契機となっている。「駅でイチャついてんじゃねーよ!」予備校帰りに新宿駅を利用していた都知事は、改札前で別れを惜しみながら抱き合う高校生の男女を見て、痰を吐き捨てたという。
都知事は当時を次のように振り返る。
「彼らには愛し合う場所がなかったのです。家には親が居て、公園には人がいる。ラブホには行けない。でも肉体的に愛し合いたい」
さらにこう続けた。「そもそも愛し合うことに制限をかけてはいけません。小学生だろうが高齢者だろうが人を好きになり、その人を愛したいと思う気持ちはあります。なぜそれにブレーキをかけるようなことをするのでしょうか」
当然ながら議会では、望まぬ妊娠の件数増加や中絶件数増加を懸念する声があがった。また、そもそも高校生に性行為を促すような政策はいかがなものかとの意見があった。これに対し都知事は次のように述べた。「そんなことを我々のようなババアとジジイが言ってるから少子化になるんです。高校指導要領見ましたけど、40年前と丸っきり変わってなくて愕然としました。少子化少子化だと騒いでいるくせに、適切な性行為と出産と育児についてなぜ教えていないんですか?本来は義務教育で教えるべきですよね?それと経済的困窮が懸念されるとか言っていますけど、問題は低所得で育児ができない経済構造です。高校生でも出産と育児ができる制度を整えれば、少子化なんて吹き飛びます」
高校生によるラブホ利用解禁を機に少子化対策の制度充実も加速させる姿勢だ。

高校のころ、お前冷めてると言われた

当時、日本代表の本田圭介が世の中を賑わせていた。
私はワールドカップに興味がなかったけどニュースでダイジェストは流れていたので名前と顔は知っていて、肝が座っためちゃくちゃ上手い選手であるとは知っていた。
そして隣の隣のクラスに同姓同名の男子がいた。そいつの存在は知らなかった。
初めて存在を知ったのは男子トイレでたむろしているときに、友達Aが、そういや6組に本田圭介っているじゃん?同姓同名ってすごいよな!と言ってきた。へぇ、そうなんだと適当に返した気がする。トイレから出るとき丁度良く、その本人とすれ違った。Aが「今のだよ!見たことない?」というので、「たまに見る」と答えて教室に戻った。本田圭介と同姓同名ってすごいよなぁと繰り返すので、何がすごいの?と聞けば、「だって有名人と同じじゃん」と答えた。
きっと、確率的に同姓同名だけでもすごいのに、有名人と同じという条件が満たされる確率をすごい!と言っているのだろう。だから確率がすごいだけであって、さっきの彼自身はすごくない。
というようなことをやんわりと言ったら、お前冷めてると避難された。

大学のころ「芸能人とすれ違ったよ!すごくない?」など、そういうくだらない話をするバカがいた。あからさまに自慢するわけではないが自慢するように話すからバカに見える。
何がすごいのか聞くと、「だってすれ違ったんだよ?」と同じことを繰り返すからなおさらバカ。
私もこういう思考回路だから友達が減る。

弊社取締役のプレゼンがヘボかった

大学時代に単位合わせで履修した講義を思い出してしまうほど退屈な社内イベントだった。
売上を伸ばすためにマーケティング系講義が開かれた。脈絡なく開かれた。予告と出席者確認のメールは配信されていたのだが、開催に至る経緯も意義も何も説明は無かった。
前座でマイクを握った常務(専務だったかも)が言うには、うちってこういうマーケティングを勉強する機会ってなかったよね?という、まるで思い出したように説明した。
この時点でこの講義の意義は半分失われた。ちなみに出席者は社長以下の役員と営業系の社員で会場は一番大きい会議室。

講師として教壇に立った取締役はつい2、3日前に出た新書についてパワポを用いてプレゼンを始めたのだが、上場会社の経営陣とは思えないほど粗いプレゼンだった。多分、学生の方が上手い。
マーケティング本なんて腐るほど出回っているなかで、なぜその本を選定したかについての説明もなければ、プレゼン内容が本の説明なのか取締役の感想なのかが区別されていなかった。この点については質疑応答でいの一番に社長が質問していた。取締役曰く、私が良いと思ったところを抜き出したらしい。
欠伸を噛み殺しながら最後まで視聴してみたものの、この本を通してリスナーに何を伝えたいのかを明確に示されなかった。
私にとってこのプレゼンは、取締役の新書に対するメモを見せられただけのように感じた。
「他人に物事を伝えるときは相手側に立って言葉を考えましょう!」
「アウトプットするためにはひたすらインプットすることです!」と繰り返していた取締役だが、プレゼンから発信される情報があまりにも薄く、まず取締役自身がそれを実践してみてはどうですか?とコメントしたかった。案の定、質疑応答も噛み合わない。

弊社の実働は7時間半である。
月初めなので先月の売上集計やらでかなり忙しい期間である。これは大半の会社がそうだと思う。この状況下で、1時間半を講義に費やした。
この講義を通じて私は準備不足はとても怖いことだと感じました。

この程度でいいだろ。

定期を更新すると悩みも更新される

昨日、定期を半年分更新したので、少なくとも半年後までは今の部署で今の仕事をやることになりました。半年後は9月も半ばです。やっと春めいてきて気温が暖かくなってきたのに、夏が過ぎて秋に差し掛かる天気の中、のらりくらり通勤して頭空っぽで
働いて定時きっかりに帰る決まりきった生活を想像すると、今日を終えるやる気がなくなります。
仕事に面白味があれば、一日に張りが出るのだろうけど、やりがいのある仕事を求めて就活しなかったので、当然のように少し知恵が発達した猿でもできる仕事です。難しくもないので5、6時間あれば終わる業務量を就業規則に従ってわざわざ8時間かけて終わらすから、一日が台無しになります。台無しが5日間も続くからメリハリなんて生まれるはずもないんです。この思考をあと半年も悶々と考えて、定期更新したら悶々とする期間も更新されるわけです。

定期券の日付に悩む

昨日、定期を半年分更新したので、少なくとも半年後までは今の部署の今の仕事をやることになりました。半年後は9月も半ばです。やっと春めいてきて気温が暖かくなってきたのに、夏が過ぎて秋に差し掛かる天気の中、のらりくらり通勤して頭空っぽにして働いて定時きっかりに退勤する決まりきった生活を想像すると、今日を終えるやる気がなくなります。
仕事に面白味があれば、一日に張りが出るのだろうけど、やりがいのある仕事を求めて就活していないので、そこに不満はないですが、5、6時間あれば終わる業務量を就業規則に従ってわざわざ8時間かけて終わらすから、一日が台無しになります。台無しが5日間続くからメリハリなんて生まれるはずもないんです。この思考をあと半年も悶々と考えて、定期更新したら悶々とする期間も更新されるわけです。