東京都、高校生によるラブホテル利用を認める(FictionNews)

※この記事はフィクションです。


 このほど東京都は2022年10月1日から、高校生同士の交際におけるレジャーホテル(以下ラブホ)の利用を解禁した。都庁は条例改正案の取りまとめを急いでいる。
改正案の大枠は固まりつつあり、利用条件として、①高校生同士の交際(男女問わない)に限る②保健単位履修済みであること、③利用時間が午後10時以降を含むときに限り保護者の了解が必要、この3点が盛り込まれる見通しだ。高校生によるラブホ利用の議論は成人年齢引下げと同時に惹起されており、都議会では他の議題をそっちのけで審議された。とりわけ古池都知事は前のめりの姿勢だった。というのも、都知事自身が学生時代に経験した嫉妬が契機となっている。「駅でイチャついてんじゃねーよ!」予備校帰りに新宿駅を利用していた都知事は、改札前で別れを惜しみながら抱き合う高校生の男女を見て、痰を吐き捨てたという。
都知事は当時を次のように振り返る。
「彼らには愛し合う場所がなかったのです。家には親が居て、公園には人がいる。ラブホには行けない。でも肉体的に愛し合いたい」
さらにこう続けた。「そもそも愛し合うことに制限をかけてはいけません。小学生だろうが高齢者だろうが人を好きになり、その人を愛したいと思う気持ちはあります。なぜそれにブレーキをかけるようなことをするのでしょうか」
当然ながら議会では、望まぬ妊娠の件数増加や中絶件数増加を懸念する声があがった。また、そもそも高校生に性行為を促すような政策はいかがなものかとの意見があった。これに対し都知事は次のように述べた。「そんなことを我々のようなババアとジジイが言ってるから少子化になるんです。高校指導要領見ましたけど、40年前と丸っきり変わってなくて愕然としました。少子化少子化だと騒いでいるくせに、適切な性行為と出産と育児についてなぜ教えていないんですか?本来は義務教育で教えるべきですよね?それと経済的困窮が懸念されるとか言っていますけど、問題は低所得で育児ができない経済構造です。高校生でも出産と育児ができる制度を整えれば、少子化なんて吹き飛びます」
高校生によるラブホ利用解禁を機に少子化対策の制度充実も加速させる姿勢だ。