一周回って苗字で呼び合いたい
平場の月「ちょうどよく幸せなんだ」
青砥と須藤は苗字で呼び合います。下の名前でもなく、学生時代のニックネームでもなく、苗字です。会話はとても軽快です。まさに息の合ったキャッチボールです。
私は男女問わずのこの関係性に憧れましたし、今も憧れています。
ナイチパールの女子会と関連しますが、一般的に仲が良いと下の名前で呼ぶことがあります。
しかし、むしろ仲良くなるために下の名前で呼び合うことを強いるようなケースが多いと個人的には思っています。
特に高校と大学において、入学式後や新クラス編成後はそういったケースに多々遭いました。
「俺のことは〇〇で呼んで」「うちのことは〇〇でいいよ」などと言われましたが、初対面の人をいきなり下の名前で呼ぶには躊躇します。
いきなり肩を組まれている気分です。
苗字で充分だと思っています。むしろ親密ではないのだから心理的距離を確認するためにも苗字が適切だと思います。
じゃあ仲良くなったら苗字を止めて名前で呼び始めるのかと問われると呼びません。
仲良くなったから次から下の名前で呼ばせてね!なんて恥ずかしいでしょうよ。
仲良くなったからこそ呼び方なんてどうでもいいという領域にたどり着きたいです。
今思い返すと、私が呼びたいように呼んでいた学生時代の友達は今でも連絡を取り合っています。
逆に、同調圧力でそう呼ばざるをえなった友達とは疎遠になっています。
きっといきなり下の名前で呼び合う人達は私みたいに細かいところをチマチマしていない人なんでしょうね。